2020.12.16

オォ、やっぱり強い!!スーパーライト700の片持ち梁試験について。

以前のメールマガジンで他社製と当社のSTXでハイテンパイプの強度比較試験をさせて頂いた際に、あるお客さまから「スーパーライト700と単管パイプとSTXでどのくらい強度や復元力に差があるのか知りたい」とお問合せがありました。

実際、STXやスーパーライト700が強度が高いのはよく聞くけど、どのくらい復元力に差があるんだろうと疑問に思われる方もいらっしゃるのではないかと思います。

そこで今回、現場現物で確認すべく前回同様の実験装置を用いて、片持ち梁強度試験を実施しましたのでご紹介させて頂きます。

 

 
製品資料ダウンロード/足場管SL 
 

今回の試験内容

今回の試験内容としては試験架台の高さ1,660㎜に直管パイプを取り付け、先端にそれぞれ70kgになるまで錘を載せて元の位置からどのくらい曲がったのか強度を検証し、その後錘を外してどのくらい戻ったか復元力を比較するというものです。
 
[JP][Blog]片持ち梁試験(開始前)
 
試験パイプは、以下3種を使用しました。
 
種 類 サ イ ズ
単管パイプ従来材STK500 48.6㎜ × 2.4㎜ × 3,500㎜
軽量単管パイプ スーパーライト700 48.6㎜ × 1.8㎜ × 3,500㎜
ハイテンパイプSTX 31.8㎜ × 1.6㎜ × 3,500㎜

 

試験結果

実験結果は、まず各パイプ以下の通りの結果となりました。
 
ハイテンパイプSTX(サイズ:31.8㎜ × 1.6㎜ × 3,500㎜)
 ・36㎏荷重時点で地面に着地の為、終了
 ・元の位置から錘を外した後の曲がり:1,590㎜ - 1,360㎜ = 230㎜ [JP][Blog]STX
 
従来材STK500(サイズ:48.6㎜ × 2.4㎜ × 3,500㎜)
 ・70㎏時点で終了
 ・元の位置から錘を外した後の曲がり:1,630㎜ - 1,500㎜ = 130㎜
[JP][Blog]足場
 
軽量単管パイプ スーパーライト700(サイズ:48.6㎜ × 1.8㎜ × 3,500㎜)
 ・70㎏時点で終了
 ・元の位置から錘を外した後の曲がり:1,620㎜ - 1,560㎜ = 60㎜
[JP][Blog]SL700
 
強度としては、スーパーライト700は3,300kgf/㎠(許容応力度) × 2.99㎤(断面係数) = 9,867で従来材は2,400kgf/㎠(許容応力度) × 3.83㎤(断面係数) = 9,192とスーパーライト700の方が強く設計されています。
 
一方で復元力としては、元の位置から測り①スーパーライト700 = 60㎜、②従来材 = 130mm、③STX = 230mm下がり従来材を基準にすると、STX = -100㎜(約77%)、スーパーライト700 = 60㎜(約46%)と差があり従来材よりも高いことがわかります。
 
特に、スーパーライトに関しましては従来材と比べ約2倍近くの復元力があることが実証できたのではないかと思います。
 
[JP][Blog]比較

まとめ

今回は、「スーパーライト700と単管パイプとSTXでどのくらい強度や復元力に差があるのか知りたい」という疑問に対して比較試験をご紹介させて頂きました。
 
実際に私たちも数値では出してはいますが、現場現物で改めて従来材と比較をし強度や復元力を見たことで私たちとしても当社製品へ更に自信を持つことができました。
 
当社製品のスーパーライト700についてより詳しく知りたいという方は、以下へカタログダウンロードページをご用意しましたので、是非当社主力製品の軽量単管パイプスーパーライト700をご覧ください。

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