2024.08.07

"STX"の現在と未来を共有!!"2023年度STX友の会定時総会・特別講演会"レポート。

ハイテン鋼管"STX (エスティーエックス)"は、農業向けの用途を中心に幅広い分野でご活用をいただいている、強度の高いメッキパイプです。当社は、ハイテン鋼管の更なる普及によって、施設園芸の発展/強化を目指す全国組織、"STX友の会"を主宰しております。

この"STX友の会"の定時総会が2024年07月25日に行われましたので、今回は"2023年度STX友の会定時総会・特別講演会"の開催レポートをお伝えすると共に、"STX友の会"の活動についてもご紹介します。

"STX友の会"およびイベントの概要説明

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"STX友の会"とは、私たち大和鋼管が製造/販売するハイテン鋼管"STX"に関わる取引先さまから構成される組織であり、2017年に発足しました。

2024年07月末時点では62社の会員さまに所属いただいており、北海道から沖縄までの全国において、ハイテン鋼管の更なる普及や活用推進を目的として活動しています。

原則毎年07月に定時総会が開かれ、"STX"に関する勉強会や会員同士の情報共有/意見交換等が行われています。

イベント当日の様子

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2023年度の定時総会は、2024年07月25日(木)の午後にKKRホテル東京で開催されました。今年の総会では、40社52名の会員さまに現地参加していただいたほか、Zoomにより2社3名の会員さまにもオンラインでご参加いただきました。

今回の定時総会・特別講演会式プログラムは、以下のとおりです。

  • 定時総会
  • 特別講演会①「STXの製造/バーチャルプラントツアー」
  • 特別講演会②「STXハウスの施設園芸協会認証の取得状況報告」
  • ご来賓挨拶
  • 懇親会

それぞれのプログラムについて、詳しく振り返ります。

定時総会

会の冒頭では、"STX友の会"会長である株式会社佐久協同 代表取締役社長 富澤辰男さまよりご挨拶をいただき、続いて当社の代表である大和鋼管工業株式会社 代表取締役 常務執行役員の深野が挨拶を行いました。

次に、新規会員として新たに5社さまが紹介され、会のメンバーがさらに拡充されました。その後、2023年度の事業報告、収支報告および監査報告が行われ、会員一同が前年度の成果と課題を共有しました。

さらに、2024年度の事業計画案および収支予算案の報告が行われ、次年度の具体的な活動内容と予算が示されました。2024年度の主な活動としては、施設園芸協会による"施設園芸構造診断"を実施した"STXハウス"の見学会や勉強会、"STXハウス"施工マニュアル意見交換会等の開催が予定されています。

特別講演会①「STXの製造/バーチャルプラントツアー」

特別講演会①では、バーチャルプラントツアーを開催いたしました。バーチャルプラントツアーとは、映像を通じて当社のメッキパイプの製造工程をご覧いただく新しい形式の工場見学です。製造の過程を実際に映像でご紹介し、当社の製造プロセスや品質への取り組みを知っていただくことを目的として実施されました。

ツアーの案内役は、当社企画部品質保証課長の増渕が務めました。増渕は、約30年にわたるメッキパイプ製造現場での経験を持ち、さらに品質の管理や保証にも携わってきた知識と経験から、各工程のご説明をさせていただきました。

特別講演会②「STXハウスの施設園芸協会認証の取得状況報告」

特別講演会②では、当社企画部企画課長の田中から"STXハウスの施設園芸協会認証の取得状況報告"についてご説明させていただきました。

"STXハウス"とは、アーチパイプや奥行き直管、筋交といった主用部材に"STX"を使用したパイプハウスです。鉄骨ハウスと同等の強度を保ちながらコストが抑えられる為、業界でも注目されています。

[JP]20220209_Blog_STXハウス[東栄産業]

さて、近年は災害の激甚化や環境制御技術の発展による設備のコスト増、資材の高騰といった背景があり、農業従事者の方々にとっては苦しい状況が続いています。

そのような背景がある中、鉄骨ハウスよりもコストが低いだけでなく、鉄骨ハウス並みに強靭なパイプハウスが必要になると考えました。

そこで当社では、積雪50cm及び風速50m/sに耐える仕様の"STXハウス"を開発し、"施設園芸協会の安全構造診断"を受診しました。これは、"園芸用施設安全構造基準(暫定基準)"に基づき、施設の安全性について診断と指導を行うものです。協会からは様々なご指摘やご質問をいただき、最終的に当社の理論が認められました。

 リンク:日本施設園芸協会_安全構造診断のご案内

診断の詳細については以下のブログで詳しく解説しておりますので、こちらも併せてぜひご覧ください。

 ブログ:STXハウス”は風速50mに耐えうるパイプハウス!?”低コスト耐候性ハウス”と”施設園芸協会の安全構造診断”も含めて詳しく解説。

この"STXハウス"活用のご提案として、まず"STX友の会"の会員の皆さまには、構造診断に使用した計算資料、施工実績に基づいた部材表をご提供します。

また、WEBサイトを活用したマーケティングとして、農業資材に関する情報サイト"農材ドットコム"や当社ブログが窓口となり、農家さまの地域にある"STX友の会"の会員さまのご紹介も行います。

ぜひ、"STXハウス"の活用をご検討いただければと思います。

ご来賓挨拶

最後に、農材通信社 農業資材通信 社長 中島公尚さまからご挨拶をいただきました。中島さまからは、パイプハウスや"STX"の可能性、暑さ対策等考えるべき課題、"STX友の会"の活用提案や将来性についてお話しいただきました。

懇親会

会員さま同士の親睦を深める場として、懇親会が開催されました。お互いの近況報告や情報交換など、さまざまな話題で盛り上がり、有意義な時間を過ごされたことと思います。各テーブルからは笑い声も聞こえ、会場内は終始和やかな雰囲気で包まれていました。

まとめ

今回の"2023年度STX友の会定時総会・特別講演会"も、会員の皆さまのご協力のおかげで無事に開催できましたことを、心より感謝申し上げます。

会員の皆さまからは、様々なご質問やご意見をいただきました。これらの貴重なフィードバックを参考に、これからも"STX"の普及と施設園芸の発展/強化に向けて尽力してまいります。

"STX友の会"の会員の皆さま、そして"STX"のユーザーの皆さまと共に、STXをより良い製品へと成長させていきたいと考えております。今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。

"STX友の会"についてご興味を持っていただけた方は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

新規CTA

最後までお読みいただき感謝申し上げます。これからも私たちのハイテンパイプ"STX"を活用した為になるお役立ち情報を積極的に発信して参りますので、引続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。


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