2021.09.15

単管パイプの呼称の由来は?(・・? その背景にあるであろう足場の歴史。

DIY等で広く世間に親しまれている単管パイプですが、"単管"や"足場管"等、業界や地域によって様々な呼ばれ方をされています。

そこで"なぜ単管パイプ"と呼ばれるようになったのだろう?”と疑問に思い早速私たちなりに調査してみました。今回は"足場"の歴史を踏まえて"単管パイプ"の呼称の由来”について私たちの考察をご紹介させていただきます。

足場

足場の鋼製化が進んだ歴史 \(^o^)/

"労働安全衛生規則"では、足場用の鋼管を"単管足場用鋼管"と表現している為、単管パイプの名前の由来は"単管足場"に関連していると考え、早速日本に於ける”足場の歴史”を調べてみました。

日本では”足場の歴史”はとても古く、実は700年代の奈良時代頃から既に丸太を用いた足場が建設・建築の現場で使用されていたと言われています。

足場の鋼製化の第一歩として日本で初めて鋼管が足場に使用されたのは1931年(昭和6年)ですが、当時は鋼管が滑り易い事や、現在の"単管クランプ"等の緊結金具がなかった為、しばらく普及しなかったそうです。

1952年には日本で初めて建枠(たてわく)がアメリカから輸入され、翌年の1953年には日本国内での製造が始まりました。しかし当時は、日本国内で建枠の材料になるSTK500相当の鋼管が製造できなかった為、鋼管及び部品は輸入に頼っており、当時の為替事情も背景に重なり、高価であったと言われています。

1954年(昭和29年)には現在の"単管クランプ"が開発され、現代の"鋼管単体とクランプを使った足場"が組まれるようになりました。また、同時期に建枠の材料になるSTK500相当鋼管が日本国内で製造できるようになり、1955年(昭和30年)に建枠の生産が本格的して"鋼管を材料とした建枠を使った足場"も普及し始めました。

更に1955年には"木材資源利用合理化方策"が決定し、「土建材料等の耐久化の促進/橋梁、その他土木施設土木建築仮設材料/杭/柱等は、鉄鋼/軽金属/コンクリート等の耐久製品に努めて切替えるよう必要な措置を講ずると共に木材防腐を更に推進する」ことがうたわれた為、足場は木製から鋼製へのシフトがより一層加速しました。

のように足場の鋼製化が急激に進んだ事によって、1957年(昭和32年)07月にJIS規格へ鋼管足場の規格が制定されました。この規格の中で鋼管足場は”単管足場: 鋼管を緊結金具を用いて組立てる建テ込ミ足場”と”ワク組足場:あらかじめ製作された主ワク等で組立てる建テ込み足場”と区分されました。

 引用:一般社団法人仮設工業会 足場の年表より抜粋

これまでにご紹介した足場の歴史については、仮設工業会が制作したタッチパネル用のコンテンツである”足場の温故知新”から、タッチパネルで操作している画面を動画に収録した”浮世絵の中の足場”がありますので、ご参考ください。

 参考文献:タッチパネルコンテンツ「足場の歴史」 ハイライト_仮設工業会kasetsu

単管パイプの名前の由来の考察 (^_^)v

上記の様な背景を踏まえるとJISに鋼管足場の規格が制定された際に、"鋼管単体とクランプを使った足場"と"鋼管を材料とした建枠を使った足場"を区別するために"単管足場"という単語が産まれたのではと私たちは考えました。

それから"労働安全衛生規則"で表現されている"単管足場用鋼管"を略して"単管"や"足場管"と呼んだり、"鋼管"を"パイプ"と表現して略した"単管パイプ"と呼ばれるようになったのではないかと推察します。

もし"単管パイプ"の名前の由来について、他に有力な説や手掛りがありましたら、是非以下のフォームより情報提供をいただければ幸いです。

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まとめ

今回は”足場の歴史”を踏まえて、”単管パイプの名前の由来”についての私たちなりの推察をご紹介させていただきました。

この他にもピンなしの単管パイプを"丸バタ"と呼んだり、"丸パイプ"と呼ぶ方もいらっしゃいます。そのような状況を踏まえると、単管パイプが人々の生活に深く浸透しており、とても馴染みの深い存在である事が分かりました。

私たちはピン付き/ピンなし何れの単管パイプも在庫を行なっています。単管パイプの購入を検討されていらっしゃいましたら、数量に応じて適切な流通パートナーのご紹介もさせていただきますので、以下の単管パイプのお見積りフォームよりお気軽にご相談ください。宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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