「職場や自宅のちょっとしたスペースに、ちょうど良いサイズで丈夫な棚が欲しい・・・。」
そう思って"ホームセンター"やネットショップで既製品を探しても、設置場所にピッタリ収まるジャストフィット且つ丈夫な製品は見つかりにくいものです。
サイズ感や素材を妥協して購入した結果、「なんだか使いづらい」、「やっぱりダメだった」と後悔した経験がある方も多いのではないでしょうか?
そこでオススメなのが、軽量で頑丈な"単管パイプ"を使った"DIY"です。
今回は、初心者でも扱いやすい高張力鋼管"スーパーライト700"を使って、事務所内の宅配物を置くための棚を作成しましたので、そのリアルな製作工程をレポートいたします。
設計図や必要な材料/道具から作り方の全工程まで詳しくお伝えしますので、"単管パイプ"を使って"DIY"を行う際の参考にしていただければ幸いです。
事務所内の"宅配物用棚"をDIY!
まずは、今回制作した宅配物用棚の完成画像をご覧ください。

配達員さんや作業者が出入りする玄関の横に、工具や資材を載せてもビクともしない丈夫なラックが完成しました。
作成以前は事務所の端で荷物が床に直置きで積まれていたのですが、入り口横に場所を移したことで、荷物移動の負担が軽減されるだけでなく、見た目もスッキリとして宅配物が整理整頓しやすくなりました。
図面と材料のリスト
下記が今回の制作で使用した図面と材料の一覧です。あらかじめ必要な部材を揃えておくと、作業がスムーズに進みます。
図面
今回は、過去に"単管パイプを使ったDIY"を行なった際の余りの金具を活用したいというコンセプトがありました。
余った金具の種類を確認したところ、いくつかの"単管クランプ"とT字の"単管ジョイント"があり、今回はT字ジョイントを活用することにしました。
置き場所のサイズを測って大まかな設計図(下図左)を作成した後、実際に宅配物用棚をよく使うメンバーから意見を聞き、サイズを調整した設計図(下図右)を作成し直しました。

さらに、一度棚を作成した後で「より耐久性を高めたい!」という声が上がり、足元にコの字の補強を入れ、最終的な完成品の設計図は次のようになりました。

設計図の詳しい書き方について気になる場合は、以前に提供させていただいた以下の記事もご参照ください。
ブログ:設計図の書き方を初心者にもわかりやすく解説!!単管パイプで楽しくDIYするのに必要なこと。
必要な材料・部材


- スーパーライト700(外径48.6mm)
- 縦柱用:800mm × 4本
- 横枠用:1400mm × 3本
- 奥行用:500mm × 6本
- 単管ジョイント:コーナー用・T字用など必要個数
- NFボード:指定サイズ × 1枚
- 固定金具・ネジ類:適量
必要な工具
必要な工具を作業ごとに分けると、以下のようになります。作業時には、作業に適した服装と保護具等を着用し、安全に十分配慮してください。
NFボード切断用
パイプ切断用
チップソー切断機、ベルトサンダー、ノガバー、メジャー
組み立て用
六角ラチェット、プラスドライバー、キリ、水平器、メジャー
今回DIYに使用したのは"スーパーライト700"!!!

"単管パイプを使ったDIY"として使用するパーツは、当社の軽量単管パイプ、"スーパーライト700"がオススメです。
軽くて扱いやすい(約25%軽量)
肉厚2.4mmの従来の単管パイプに比べて、"スーパーライト700"は実に25%と大幅に軽いため、室内や限られた作業スペースでも一人で楽に持ち運びや組み立てができます。
圧倒的な強さと耐久性
軽くなっても強度は従来品以上。重い荷物を載せる収納ラックでも、たわむことなく安心して長期間使用できます。初心者でも組みやすい
部材が軽いことで位置合わせがしやすく、"DIY"初心者の方でも怪我のリスクを抑えて作業を進められます。
今回の"DIY"でも、"単管パイプ"は"スーパーライト700"を使用しています。
強度の高い素材を使っているので荷重に対する耐久性も抜群で、実際に建設/建築工事の現場の仮設足場としても数多く採用されています。"ホームセンター"やECサイトで簡単に手に入りますので、"DIY"の際はぜひ試してみてください。
"スーパーライト700"を販売している"ホームセンター"については、以下の記事をご参照ください。
ブログ:スーパーライト700がすぐ欲しい!!取扱いのあるホームセンターのご紹介。
部材の寸法取り・切断・組み立ての手順
当社の作業メンバーが実際に挑戦した制作手順を、5つのステップでご紹介します。
ステップ 1 : NFボードの切断とバリ取り
はじめのステップは、NFボードの設計図サイズに合わせた切断です。購入時に1800x600x12mmだったNFボードを、1400x500x12mmのサイズにするために、縦と横をそれぞれ切断する必要がありました。
"メジャー"で正確に長さを測り、切断位置にペンで印をつけました。
ボードにへこみや傷が付かないよう、"ウエス"を挟んで"シャコマン"で固定しました。
"フラットバー"で真っ直ぐになるよう押さえながら、"電動丸ノコ"で切断しました。"電動丸ノコ"などの工具を使う際は特に安全に注意し、進行方向に手などを置かないようにしましょう。
切断面に"バリ"が発生したので、"鉄ヤスリ/紙ヤスリ"で"バリ"を削りました。この時に、板の角も丸く削りました。
ステップ 2 : パイプの切断とバリ取り
次のステップは、パイプの切断です。今回はNFボードの内側にパイプや金具が収まるサイズにしたかったので、金具分を引いた長さから、余裕を持って数ミリ短めの長さでパイプの切断位置を決めました。
切断位置の印に合わせて、"チップソー切断機"でパイプをカットしました。
パイプも切断すると内外に"バリ"が発生するので、"ベルトサンダー"で外バリ、"ノガバー"で内バリを除去しました。
このステップは、危険も伴う一般の方には少しハードルが高い作業になると思いますのえ、ムリをすることなく安全最優先で、ホームセンター等での切断や加工のサービスをご活用いただく事をオススメします。
ステップ 3 : フレームの組み立て
3つ目のステップは、いよいよフレームの組み立てです。
まずは土台となる上部のフレームから、"ジョイント金具"を使って仮組みしました。
"六角ラチェット"を使って締め付けましたが、最初は軽く仮留め程度にしておくのがポイントです。
パイプと金具を固定しました。
キリで穴の位置を決めてから、"ビス"で金具を固定しました。固定時の歪みを減らすため、固定はそれぞれ対角の順番で行いました。その後、現時点で付いている"ジョイント"の本締めをしました。
ステップ 4 : 棚板の設置・仕上げ
ステップ4は、棚板の設置から仕上げです。
足元用金具とパイプを仮留めしました。
立てたパイプの上に棚板を載せました。
水平器で足の角度やNFボードの水平を確認しながら、各金具を本締めしました。
組み立てが終わり、当初予定していた位置に設置した際の画像がこちらです。
ステップ 5 : 調整と補強材の追加
「宅配物用の棚は出入り口に近い方が便利なのではないか」という声があり、置く場所を事務所内の玄関スペースへ移動しました。移動先の置き場の状態に合わせ、ボードの位置を手前側が出るように調整しました。
宅配物の中には重い物もあるので、棚の足元を更に丈夫にするべく補強用のパイプを入れることにしました。まずは棚を作業場所に移動させて裏返し、足元用金具を外しました。
補強用パイプと金具を必要最低限で仮留めし、棚の足に金具を嵌め込みました。
足元用金具を嵌め、仮留めしました。
作業場所から玄関まで移動させ、裏返しました。
補強用パイプを一番低い箇所で固定し、各金具を本締めしました。
置き場所の位置を調整して、丈夫な宅配物用棚の完成です!
実際に作った/使った感想
宅配物用棚のDIY作業を行い、完成品を使ってみたうえでの関係メンバーからの感想をご紹介します。
- 理想に合わせて徐々に進化
今回の"DIY"ではサイズや補強材など、最初の設計図からの変化が大きかったですが、その分日々の使いやすさや安心感を追求でき、実用性が上がったように思います。 - 過去の部材の活用でエコに
過去に余らせてしまった部材や、"DIY"作品の解体で出た部材などをリサイクルして活用したことで、かなりエコな作品になりました。 - 設置場所にジャストフィット
設置場所は、当初の想定から変更があったものの、棚の固定位置をズラすことで新たな置き場所にもピッタリとフィットさせることができ、"DIY"だからこその対応力を実感できました。 - 強度もバッチリ
NFボード自体の耐久性はさほど高くありませんが、ボードの裏にパイプによる補強がなされていることで十分な強度が出ており、フレームの揺れやたわみなく活用できています。
まとめ
既製品ではなかなか難しい"ジャストフィット感"と"強度"の両立も、DIYでは理想どおりに実現することができます。
特に軽量で高強度な"スーパーライト700"を活用することで、安全かつ頑丈な収納ラックを組み立てることができます。職場や自宅の省スペース化でお悩みの方は、ぜひ今回の工程を参考に挑戦してみてください!
記事内でご紹介した軽量単管パイプ"スーパーライト700"についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログがダウンロードできますので、ご活用ください。
当社では、皆様の"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を行っております。"単管パイプを使ったDIY"について、何かご質問やご相談等がございましたら、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
執筆者紹介
- タグ:
- 単管パイプ/足場管


