2026年は、7月の熊本での震災、そして9月の愛知・岐阜での記録的な豪雨、台風25号による千葉の記録的な大雨の影響と、全国各地で激甚化する自然災害が立て続けに大きな被害をもたらしました。
被災された皆さまには、改めて心よりお見舞い申し上げます。
このような状況の中で、日常に潜むさまざまなリスクに備え、自社の工場や倉庫、施工現場においても実行性/実効性のある安全対策を講じておくことが、これまで以上に強く求められています。
しかし、現場での災害も「いつ・どこで・どのような形で発生するか?」を、事前に予測しておくことは、極めて困難です。
そのため、「万が一に備えて対策を講じたいが、具体的にどのようなツールやルールを導入すればよいか分からない」とお悩みの現場管理者皆さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、実際に当社の製造・物流現場で導入し、運用している具体的な安全ツールや安全対策の取り組みをご紹介します。
大和鋼管の"安全・安心・健康"に対する思い
当社では"0災害の追求"を企業価値最大化の出発点と位置づけ、社員一人ひとりの自己管理や仲間・家庭との連携、そして日常の5S活動を通じた"安全・安心・健康な職場環境づくり"に積極的に取り組んでいます。
これらは当社の社内システムに記載されており社員が日々意識できるようになっており、当社の"HP"からも確認できるようにしています。
安全・安心・健康な職場環境の整備
我々が企業活動を通じてハツラツと働き、世の中に価値を創り貢献することの出発点は"0災害の追求"です。
事故や災害は、社員が疲れたり悩んだりして集中できない時のみならず、集中し過ぎている時にも起こります。
その防止/回避には社員一人ひとりが自己管理を徹底し、お互いに思いやり補い合う連携が必要です。
我々は更に踏み込んで私生活/家庭とも連携し、社員一人ひとりと徹底的に"0災害"を追求していきます。

- 安全: 社員一人ひとりの命及び頭と心と体を事故や災害から守ること。
- 安心: 社員一人ひとりの命及び頭と心と体への心配や不安を無くして行くこと。
- 健康: 本人及び家庭と連携し、社員一人ひとりの頭と心と体を健全さを保つこと。
大和鋼管が現場で実践している安全対策
当社では重大な事故を防ぐため、具体的なツールの導入や現場ルールの運用を徹底しています。そこで、実際に活用している代表的な安全対策ツールとルール及び研修を8つご紹介します。
①コックピットボード
"コックピットボード"は、生産及び業務の進捗や現場職員の配置の状況、無災害日数等を示した巨大なホワイトボードで、当社の現場に設置されており、誰でも内容を確認し必要に応じて記載できる様になっています。
当社の"コックピットボード"には、社員一人ひとりが飛行機のコックピットに居るパイロットの様に、さまざまな状況を一括して把握し、必要な時に必要な操作や制御を必要な分だけ行うことを支援することで、安全/安心/健康な業務遂行を自己管理していく意図が込められています。
我々は、多くの情報共有に社員全員に配布されているiPhoneを核に、多くの”デジタル”のツールを活用していますが、”コックピットボート”への記載はマグネットで定型業務を貼り付けたり、更にマジックで文字を書く”アナログ”な作業を行なうことよって、その情報を自身の”意識”にシッカリと刻む事を意図してデザインされています。
![[JP]コックピットボード全体](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%EF%BC%BBJP%EF%BC%BD%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E5%85%A8%E4%BD%93.png?width=500&height=252&name=%EF%BC%BBJP%EF%BC%BD%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E5%85%A8%E4%BD%93.png)
②フルハーネス
高所作業や危険を伴うエリアでの作業時には、ヘルメットや保護具の着用とともに、必ず"フルハーネス"と"墜落制止用器具"の着用を徹底し、万が一の転落事故を未然に防止しています。
![[JP]ハーネス墜落防止装置](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E5%A2%9C%E8%90%BD%E9%98%B2%E6%AD%A2%E8%A3%85%E7%BD%AE.png?width=500&height=210&name=%5BJP%5D%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E5%A2%9C%E8%90%BD%E9%98%B2%E6%AD%A2%E8%A3%85%E7%BD%AE.png)
③移動式プラットホーム
積み込み時に専用作業台として"移動式プラットホーム"を活用することで、不安定な足場や危険な姿勢での作業をなくし、高所からの転落や転倒のリスクを低減させています。

④吊り天秤
"ホイストクレーン"活用時、玉掛け作業の手間や落下防止を行う役目をしています。当社の本社工場では"吊り天秤"を倉庫内各所に保有し、いつでも安全に、製品を運べるようになっています。
![[JP][Blog]バランサー](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%83%8F%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC.png?width=500&height=314&name=%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%83%8F%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC.png)
関連ブログ:吊荷の安定に効果絶大!!!パイプの凹みを減らす吊り天秤の活用。
⑤スタンション(荷崩れ防止鋼製保護柱)
製品置場や通路脇において、荷崩れによる倒壊事故を防ぐためにL字型の鋼製保護柱である"スタンション"を設置しています。
角パイプを用いて"スタンション"を自作・設置しており、結束が解けたり地震の揺れが発生した場合でも荷が倒れてこない仕組みを構築しています。
![[JP][Blog]スタンション写真](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%86%99%E7%9C%9F.png?width=500&height=186&name=%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%86%99%E7%9C%9F.png)
⑥クレードル
"クレードル"は多段積みの保管ラックで、安全且つ迅速に製品の保管スペースを有効活用する目的で導入しました。
各ラックが差し込み式になっており、安全に製品を積上げることができるだけでなく、地震の揺れにも強い構造となっています。
![[JP][Blog]クレードル](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%E3%83%AB.jpg?width=400&height=505&name=%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%E3%83%AB.jpg)
関連ブログ:"クレードル"で地震対策?!もしもの時にも備えられる大和鋼管の製品保管の取組について。
⑦はい作業のルール(224455・335566ルール)
鋼材などを規則正しく積み上げる"はい作業"において、高さ2m以上の作業では労働安全衛生法に基づき"はい作業主任者"を選任・配置して作業指示を行ってます。
当社では積み荷の崩壊防止策として、100本結束には、224455ルール(2段×2列→4段×2列→5段MAX)、50本結束には、335566ルール(3段×2列→5段×2列→6段MAX)という段数制限を適用しています。
このように階段状に積むことで、万が一の地震発生時にも荷崩れの勢いを抑えることができます。
![[JP][Blog]はい作業](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%81%AF%E3%81%84%E4%BD%9C%E6%A5%AD.png?width=500&height=256&name=%5BJP%5D%5BBlog%5D%E3%81%AF%E3%81%84%E4%BD%9C%E6%A5%AD.png)
⑧危険体感研修
実際の事故リスクを五感で感じて危険を学ぶことができる"危険体感研修"を実施しています。
自社従業員への安全教育にとどまらず、安全意識の向上を目指す外部の企業様向けにも研修プログラムを提供・実施しています。
詳細は以前配信したブログに記載がありますので、ご確認いただければ幸いです。
関連ブログ:危険体感が0災害への鍵?!危険体感研修のご紹介。
運搬・荷役における安全の確保と品質の担保
"ホイストクレーン"と"フォークリフト"の使い分け
屋内の高精度な配置や作業員の負担軽減には"ホイストクレーン"を使用し、適切な"ナイロンスリング"を用いることで製品へのキズ防止と作業効率化を図っています。
一方、屋外作業や広範囲の運搬には"フォークリフト"を活用しますが、ツメの接触による傷や落下リスクを防ぐため、慎重な操作を徹底しています。
荷崩れ・製品損傷を防ぐ"吊り天秤"と固定資材の活用
運搬時の荷崩れを防ぐため、バンギ、"スタンション"、輪止めなどを適切に使用しています。
特にクレーン作業では"吊り天秤"を活用することで"地切り"の回数を減らし、パイプの凹みや変形リスクを軽減しています。
安全通路の確保と有資格者・社内教育の管理
作業員と運搬機器の接触事故を防ぐため、適切な安全距離の維持と明確な安全通路の確保を徹底しています。
さらに、作業員の有資格者の把握や教育訓練記録の管理を行い、"はい作業主任者"を選任・配置することで現場全体の安全意識を高めています。
まとめ
今回ご紹介した8つの安全対策ツールやルール及び研修、そして運搬・荷役における安全と品質確保の取り組みは、当社が"0災害の追求"の一環として現場/現物/現実で積上げていきた実行性・実効性の高いノウハウです。
これらの具体的な活用事例を知ることで、読者の皆さまも自社の工場・倉庫・施工現場における潜在的リスクを再点検し、日頃の備えや安全対策としてご活用いただければ幸いです。
当社の安全に対する取り組みや"危険体感研修"の詳細をはじめ、製品置場や運搬・荷役現場の安全管理に関するご相談、各種製品に関するお問い合わせは、下記フォームよりお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。引き続きよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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